60代の旦那様からご依頼いただきました。ご息女がお子様を授かられ、急遽、お部屋を用意する必要に迫られてのご相談でした。
旦那様の自宅近隣に、保有されるアパートの1室に空きがあり、こちらをリフォームしてこれから新生活を始める3人にプレゼントしたいとのことでした。
自宅に近いので、2人の子育てを手伝いしやすいし、子供が大きくなってより広い住居が必要になった場合は、改めて賃貸に出すことができるとお考えでした。
部屋の広さは34.78㎡と決して広くはなく、築年数も約40年でかなり老朽化が進んでいましたのでフルリフォームとなりました。リフォームにて旦那様がこだわられたのは1点のみでした。それは床材を無垢フローリング(チーク 90mm)にすることです。
旦那様自身が実際に素材を確かめて選ばれたチークの無垢フローリングは、非常に強靭で、耐腐食性も高く、美しいため、床材の中でも高価な部類です。通常のアパートリフォームではほとんど使われません。
新たに生活を始める娘夫婦を祝福し、生まれてくる孫に健康で安全、気持ち良い暮らしをおくって欲しいという旦那様の想いが伝わってきました。
提案において気をつけた部分、こだわった部分は以下の3点です。
- 狭さ・圧迫感を感じさせない、便利で心地良い空間の実現
- 生活を豊かにしてくれる、木目の美しさを生かしたデザインコーディネート
- キレイな空気で暮らせる、健康建材(エコカラット)の使用